１９６７年（昭和４２年）生まれ。大学土木工学科卒業後、市役所に勤務。
市役所では、主に土木の技師として設計・積算・監督等の仕事に従事、また、市民の皆さんの苦情の対応から国補工事まで１１年間経験してきました。
その後、親が工務店をしていて、親の跡を継ごうと、いわゆる脱サラしました。
工務店といっても本当に家族経営の小さな会社です。父親は、本当に職人肌で大変厳しく、入って１～２年は掃除や雑用だけ、「仕事は見て覚えろ！」的な感じでした。
一緒に働いていた大工さんに聞いて覚えるような・・・。
でも、実際に自分で考えてやってみないと覚えられないものです。若くから、親の跡を継ごうなんて思っていたら絶対に無理だったでしょうね。
現在、親の工務店に入って１５年。ようやく、大工さんとしての実地も踏み、２年前から会社を任されることに。職人としては一人前までは行かないでしょう。しかし、通年２６年、一般の方の気持ち・職人としての感覚・会社の経営者としての立場の経験を積んできたことで、みなさんに、リフォーム工事について、偏った考えなく伝えることができるのではないかと。
私が正直に思っている事、お客様から「リフォームしてよかったよ。」「思っていた以上によくできたわ。」「また、お願いするよ。」そんな言葉が聞きたくて。親からは「お前は役所あがりだからな。硬すぎるんだよ。」また、職人さんからも「そんなに手間を掛けるの」「そんな事までするんだ。」といわれますが、これこそが、「脱サラ大工」のゆえんであり、自信と自覚を持って取り組んでいます。
